2008.05.06

好奇心!

読破ページ数【20】

 世間ではゴールデンウィークですが、今年はみごとに家族の予定がばらばらで、遠足あり、塾の講習会ありで起床時間もばらばらなら、食事の時間も(弁当もあったりで)ばらばら、で落ち着かなかったです。明日からはまたいつもどおり4時半起きだ~。
 そんなわけで、仕事は進まないのに、細切れ時間があちこちにできて読書だけは進みました。GW中に読んだ本の1冊です。

完全恋愛 牧薩次作 マガジンハウス(2008.01)

 他者にその存在さえ知られない罪を
 完全犯罪と呼ぶ
 では
 他者にその存在さえ知られない恋は
 完全恋愛と呼ばれるべきか?

 こんな言葉ではじまるひとりの男の一代記。そこには三つの謎がある。凶器消失、巨大密室、不在証明。ミステリとしても、昭和から平成を生き抜いた男の一生としても読みごたえありますが、恋愛小説としても読めるという、すごい小説です。ラストシーンで恋愛小説としての一面がすーっとうかびあがってきたときは、ぞくぞくっとしました(全体に恋がテーマであるのですが……)。うう何を書いてもネタを割りそう。読み終わってから、この冒頭の言葉を読み直すと、すべてここに語られていたことに気がついた次第です。
ぼくたちのアニメ史』を読んだときにも思ったのですが、同じ時代に生きていて作品に触れられるのは幸せだ~。
 多彩なご活躍をしている作者ですが、こんどはケータイ小説も書かれるそうです。(さっそくお試し版読んできました)
→「ミステリーワールド

「読者や鑑賞者がいてこそはじめて作品は完結する。」(194ページより引用)とこの本の登場人物のひとりが言っていますが、ケータイ小説から興味をもった方もぜひぜひ『完全恋愛』を読んでみてほしいです。

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2008.05.01

4月に読んだ本

読破ページ数【50】

 新学期でばたばたしていて、なかなか感想が書けません。おすすめは『ぼくたちのアニメ史』!

 ※書名をクリックするとbk1か感想に飛びます。

★絵本

ニューヨークのタカ ペールメール ほんとうにあったおはなし ジャネット・ウィンター作 福本友美子訳 小学館(2008.04)

カスピアン王子のつのぶえ ナルニア国ものがたり C・S・ルイス原作 マシュー・S・アームストロング絵 中村妙子訳 岩波書店(2008.03)

大地の動きと岩石・鉱物・化石 4 化石 レベッカ・フォークナー箸 齋藤めぐみ日本語版監修 熊谷淳子訳 文渓堂(2008.03)

ぼくは こころ アンドレ・ダーハン作 角田光代訳 学習研究社(2008.01)

ふたりはなかよしシリーズ4 ふたりでおえかき イローナ・ロジャース作・絵 かどのえいこ訳 そうえん社(2008.03)

あずきがゆ ばあさんと トラ チョ・ホサン文 ユン・ミスク絵 おおたけきよみ訳 アートン(2004.11)

ひつじのラッセル ロブ・スコットン作 ときありえ訳 文化出版局(2006.11)

ラッセルとクリスマスのまほう ロブ・スコットン作 ときありえ訳 文化出版局(2007.10)

たし算たんていだん 算数がすきになる絵本1 ロリーン・リーディ作 福本友美子訳 大月書店(2008.03)

ひき算マジック 算数がすきになる絵本2 ロリーン・リーディ作 福本友美子訳 大月書店(2008.03)

★読み物

おせっかいなゴッドマザー シャンナ・スウェンドソン著 今泉敦子訳 東京創元社(2008.03)

テメレア戦記I 気高き王家の翼 ナオミ・ノヴィク作 那波かおり訳 ヴィレッジブックス(2007.12)

鹿男あをによし 万城目学箸 幻冬舎 (2007.04)

つぐみ通りのトーベ ビルイット・ロン作 佐伯愛子訳 徳間書店(2008.03)

プリンセス・ダイアリー パーティ・プリンセス篇 メグ・キャボット作 代田亜香子訳 河出書房新社(2008.03)

先生と老犬とぼく ルイス・サッカー作 はらゆい訳 文研出版(2008.04)

GOSICK 仮面舞踏会の夜 桜庭一樹作 富士見書房(2006.12)

GOSICKS ――ゴシックエス・春来る死神―― 桜庭一樹作 富士見書房(2005.07)

断章のグリムI 灰かぶり 甲田学人作 メディアワークス電撃文庫(2006.04)

ぼくたちのアニメ史 辻真先著 岩波書店 岩波ジュニア新書(2008.02)

仮題・中学殺人事件 辻真先作 創元推理文庫(2004.04 初版は1972年)

★洋書

"The Game" by Diana Wynne Jones(HarperCollins Children's Books)2007

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2008.04.14

高いところからながめると

読破ページ数【60】

つぐみ通りのトーベ ビルイット・ロン作 佐伯愛子訳 徳間書店(2008.03)

 トーベは小学2年生の女の子。最近学校にいくのがちょっと憂鬱です。いちばん仲良しのエンマが別の子と仲良くしはじめたからです。エンマの誕生会で、また仲良くできたらなと思いながら、プレゼントを選びました。
 エンマの誕生会にはクラスじゅうの女の子が呼ばれています。トーベはお父さんの車で送ってもらいました。着いてみるとみんなふわふわしたきれいなワンピースを着ています。デニムのスカートできてしまったトーベは、はずかしくなりました。プレゼントもあまり喜んでもらえません。そして、ある失敗をしてしまい、いたたまれなくなったトーベは黙ってエンマの家を飛び出してきてしまいました。
 バスで帰ればいいと思ってちょうどきたバスに乗ったものの、どうやら違う方向のバスだったようです。ちっとも見覚えのある風景になりません。怖くなったトーベはバスを降りました。やっぱりどこだかわかりません。そこで大きな木に登って、家をさがしてみようと思い、白樺の木に登りはじめましたが……。

 友だちとも興味のあるところがちがってきたり、男の子のことが気になりはじめたりする時期です。そして、これはスウェーデンのお話。日本とは違う習慣もあるけれど、トーベの悩みや考え方は日本の子供たちも共感しやすいと思います。行動範囲や友だちの範囲もひろがるなかで、トーベがちょっぴり成長していくようすがみずみずしいです。

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2008.04.08

杖のひとふりで

読破ページ数【30】

おせっかいなゴッドマザー シャンナ・スウェンドソン著 今泉敦子訳 東京創元社(2008.03)

▽シリーズものなので、既刊のネタバレ含みます▽

◆「(株)魔法製作所」シリーズ感想
ニューヨークの魔法使い
赤い靴の誘惑

 というわけで3巻。ようやく初デートとあいなったケイティ。待ち合わせ場所にいくとそこにあらわれたのは、どうみても時代遅れのフェアリーゴッドマザー。これまでの人生でいちばん必要ないと思われるいま、なぜあらわれる。彼とは問題なくうまくいっているからと、心配無用とことわったけれど、会社のほうでも問題がおこってデートはお流れ。

 なぜか間の悪いタイミングでつきまとうフェアリーゴッドマザーに、前作ではっきりした敵は、あらたな資金源を得て新しい戦略でせめてくる。ケイティに悩みはつきません。
 いやぁ、やっぱりおもしろい! 「眠り姫タイプかシンデレラタイプか」なんて、おもわずにやにやしてしまいます。現代のニューヨークに魔法をうまく共存させていて無理がない。これまでの伏線もうまくつかってあって、うまいなあと思います。脇役も魅力的でいろいろな読み方ができるところもいいです。

 そして最後に転機が……。ああ、はやく続編を~~、と叫びそうになりました。

 新学期がはじまったばかりで、もうへろへろですが、これでなんとか4月を乗り切れそうなくらいエネルギーチャージできました。

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2008.04.03

3月に読んだ本

読破ページ数【30】

 なんだかあっという間に今年も4分の1が終わってしまいました……。何ひとつ予定どおりに終わらない(>_<)。

 ※書名をクリックするとbk1か感想に飛びます。

★絵本

エラと『眠れる森の美女』 エラは小さなバレリーナ ジェイムズ・メイヒュー作 灰島かり訳 小学館(2007.03)

こんなしっぽでなにするの? スティーブ・ジェンキンズ・ロビン・ペイジ共作 佐藤見果夢訳 評論社(2007.02)

ちびまるのぼうけん―目の見えない子も見える子もみんなで楽しめる絵本 フィリップ・ヌート作 山内清子訳 偕成社(1981.03初版 2007.10改訂版)

車りんのウィリー エリック・チェン作 みはらいずみ訳 コンセル(2006.08)


★読み物

物語が生きる力を育てる 脇明子著 岩波書店(2008.01)

魔使いの秘密 ジョゼフ・ディレイニー作 金原瑞人・田中亜希子訳 東京創元社(2008.02)

ミミズクと夜の王 紅玉いづき作 メディアワークス電撃文庫(2007.02)

マイカのこうのとり ベンノー・プルードラ作 上田真而子訳 いせひでこ絵 岩波書店(2008.02)

犯罪ホロスコープ 1 六人の女王の問題 法月綸太郎著 光文社(2008.01)

GOSICKS III ――ゴシックエス・秋の花の思い出―― 桜庭一樹作 富士見書房(2007.04)

チャーリー・ボーンの冒険5 王の森のふしぎな木 ジェニー・ニモ作 田中薫子訳 徳間書店(2008.01)

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2008.03.31

居場所をさがして

読破ページ数【30】

ミミズクと夜の王 紅玉いづき作 メディアワークス 電撃文庫(2007.02)

 ミミズクと名乗る少女が、魔物がいるという森にはいってきた。ひたいには焼き印がおされ、両方の手足は鎖でしばられている。魔物に自分を食べてもらおうとやってきたのだった。

 最初は読めるかな~と思ったけど、物語が動きはじめてからぐいぐい引き込まれてしまった。おとぎ話のような物語だった。久しぶりによけいなこと考えないで、お話にどっぷりとはまって読めて、おもしろかった。

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2008.03.23

自分と向きあう

読破ページ数【30】

魔使いの秘密 ジョゼフ・ディレイニー作 金原瑞人・田中亜希子訳 東京創元社(2008.02)

「だれだって自分が本当は何者なのか思い出すのは、危険で気持ちを動揺させることだ。」(67ページより引用)

 魔使いに弟子入りした、七番目の息子の七番目の息子のトムの冒険を描くシリーズ3作目。
 冬の家に移ることになったトムと魔使い。アリスとは一緒に住めないし、その冬の家のあるアングルザーク高原は予想以上に荒涼とした土地だった。地下には魔女やボガートなどを封じ込めた穴もある。そして、魔使いのもと弟子モーガンも、不穏な動きをはじめた。
 そんなとき、ボガート退治で魔使いは大怪我をしてしまう。トムはひとりで難局を乗り切れるか!

 タイトルのとおり、これまでのいろいろな謎があきらかになってきた。トムにとってはこれまでで一番つらい試練になったかもしれない。自分が何者なのか、しっかり向きあい、本当にゆるがないトムの心が頼もしい。魔使いの過去も切ないものでした。ネタバレになりそうなので、このくらいで。
 魔使いの弟子になってそろそろ一年。トムはどんどん成長していく。アリスとの関係もどうなっていくのか。4巻に続くので、まだまだ続きが楽しみ。

◆「魔使い」シリーズ感想
魔使いの呪い

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2008.03.19

生きること

読破ページ数【110】

マイカのこうのとり ベンノー・プルードラ作 上田真而子訳 いせひでこ絵 岩波書店(2008.02)

 マイカの家の庭にやってきたこうのとりが卵を産みました。孵った雛は3羽。だけど1羽だけ茶色と灰色をしていて、とうとう巣からおいだされてしまいます。そして不思議なことにマイカになついてしまうのですが……。
 いせひでこさんの挿絵も美しくて、ほーっとため息がもれるお話でした。時間におわれて、余裕がなくなっている心を解きほぐしてくれるような。
 1992年ドイツ児童文学賞受賞作。

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2008.03.16

携帯電話

読破ページ数【150】

『犯罪ホロスコープ 1 六人の女王の問題』法月綸太郎著 光文社(2008.01)

 タイトルをみて、クイーンの『犯罪カレンダー』?と思い、読み始めてクリスティの『ヘラクレスの冒険』?と思ったら、やっぱりあとがきに説明されていました。ギリシャ神話をモチーフにしたミステリ。1なので、牡羊座から乙女座まで。2004年から2007年にかけて雑誌で発表されたもの。「いま」ふうのケータイやブログ、炎上やミクシィまででてきた。10年後に読んだら、「これなんだっけ」って思うものがでてくるのかなぁ。
 言葉遊びがたっぷりで、なかなかおもしろかったです。表題作「六人の女王の問題」(牡牛座)がおもしろかった。
 あと、なぜ携帯電話からかけずに固定電話からかけたか、と逆のなぜ携帯にかけずに固定電話にかけたか、というのがなるほどと思った。わたしは携帯はもっているものの、世間とは違う使い方をしているんだなぁって思った。

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2008.03.08

2月に読んだ本

読破ページ数【150】

 2月はあっという間にすぎてしまいました(>_<)。

 ※書名をクリックするとbk1に飛びます。

★絵本

オーガスタスのたび キャサリン・レイナー作・絵 すぎもとえみ訳 アールアイシー出版(2007.11)
しにがみと木の実 エリック・マッダーン再話 ポール・ヘス絵 しみずようこ訳  アールアイシー出版(2007.11)
まあ、なんてこと! デイビッド・スモール作 藤本朝巳訳 平凡社(2008.01)
せかいでいちばんあたまのいいいぬ ピートがっこうへいく マイラ・カルマン作 やのあきこ+さかもとみう訳 リトル・ドッグ・プレス(2007.10)
 『しょうぼうていハーヴィ ニューヨークをまもる』のマイラ・カルマンの作品。楽しかった。
ながい よるの おつきさま シンシア・ライラント文 マーク・シーゲル絵 渡辺葉訳 講談社(2006.01)
ちきゅうのなかまたち オオカミのエリック ビッキー・イーガン文 ダニエラ・デ・ルカ絵 秋篠宮紀子構成・訳 新樹社(2007.10)


★読み物

図書館革命 有川浩著 メディアワークス(2007.10)→感想
掠奪都市の黄金 フィリップ・リーヴ作 安野玲訳 東京創元社(2007.12)
 『移動都市』(感想はこちら)の続編。前作から2年後の話。今度もスピーディな展開。いろんなネタもたっぷり。続きが楽しみ。
風信子(ヒアシンス)の家 神代教授の日常と謎 篠田真由美作 東京創元社(2007.04)
 桜井京介シリーズからのスピン・オフ。蒼がかわいいよ~(^^)。

リリー・モラハンのうそ パトリシア・ライリー・ギフ作 もりうちすみこ訳 吉川聡子画 さ・え・ら書房(2008.02)
 1998年ニューベリー賞オナーブック、1997年ボストングローブ・ホーンブック賞オナーブック。ついつい「うそ」をついてしまう、少女リリー。戦時下で、父もとうとう戦争へ。ハンガリーから逃げてきた少年と知り合い、希望をこめてついたうそが、思わぬ方向へ……。

青年のための読書クラブ 桜庭一樹作 新潮社(2007.06)
 山手のお嬢様学校聖マリアナ学園の100年間を、読書クラブのメンバーが綴った裏の歴史。
GOSICKS II ――ゴシックエス・夏から遠ざかる列車―― 桜庭一樹作 富士見書房(2006.05)
しずるさんと偏屈な死者たち 上遠野浩平作 富士見書房(2003.06)
しずるさんと底無し密室たち 上遠野浩平作 富士見書房(2004.12)

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