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2004.01.30

マライアおばさん

 マライアおばさん ダイアナ・ウィン・ジョーンズ作 田中 薫子訳

 お父さんが行方不明になってから、マライアおばさんから毎日電話がかかってくる。とうとうイースター休暇に、マライアおばさんの住むクランブリーに行くことになってしまった。マライアおばさんはお母さんをいいようにこき使うし、隣に住むエレインも監視しているみたい。おまけに兄のクリスの部屋には幽霊がでるという。わたしミグはおばさんの話相手をさせられる。だんだんわかってきたけど、この町には子どもがひとりもいないし、男の人たちはゾンビみたい。元気なのは毎日おばさんを訪ねてくるおばさんたちだけ。いったいこの町で何が起こっているの?

 こういうおばさん、いるいると思いながら、すいすいと読んでしまった。細かくはりめぐらされた伏線が、最後にみごとにつながっていくところが、何度も読みたくなってしまうジョーンズ作品の魅力であり、この作品でもおみごと!といいたくなる。魔法というものは、別に摩訶不思議なことが起こるというだけでなく、人の心のなかにも潜んでいるのだと思った。そうして、その力をうまくつかう人が魔女だと恐れられるわけね。名探偵も同じかも。人の心を読むわけで。うう、だからファンタジーとミステリがわたしは好きなのだろうか。

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