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2004.03.11

七人の魔法使い

『七人の魔法使い』 ダイアナ・ウィン・ジョーンズ作 野口絵美訳 徳間書店

 ある日、ハワードの家に「ゴロツキ」がやってきた。アーチャーのいいつけで、父さんから原稿をもらいたいという。ゴロツキを追いはらおうと、ハワードと妹のスサマジーが、いろいろと調べていくと、とんでもないことがわかってきた。この町は七人の魔法使いが支配しているというのだ。父さんが書く原稿のせいで、みんなこの町からでられないという。そのことに気がついた魔法使いたちが、つぎつぎとハワードの家にあらわれて、自分のために原稿を書かせようとする。しかもこの魔法使いのきょうだいは、それぞれが世界征服をたくらんでいて……。

 あいかわらずテンポよく、しかも今回は七人の魔法使いたちも個性的なうえに、サイクス家の一家もそれぞれが強烈。これだけたくさんの登場人物たちに自己主張をさせ、破綻なく動かして、最後はみごとにおさめてしまうところが、さすがジョーンズだと思う。

 この作品では音楽が効果的に使われている。知らないものもあると気になる。でてくる曲を集めてそれを聞きながら読みたいなぁ。『アメージング・グレース』ってどんな曲だろうと思っていたら、なんとドラマ『白い巨塔』のエンディング・テーマ。よく聞く曲だけど、タイトルを知らなかった。

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コメント

コメントを入れられるようにしました。これでOKかな。

このお話の楽しいところは、冒頭にある「作者の覚え書き」にある10の命題。

 五 音楽は、つねに悩める心を静めてくれる、とはかぎらない。

これが、『アメージング・グレース』と結びつくと、また笑えますね。

 昨日『リトル・カントリー』(チャールズ・デ・リント作/創元推理文庫)をゲット! こちらも本と音楽がふんだんにでてくるファンタジー。読むのが楽しみです。

投稿: 蒼子 | 2004.03.22 20:06

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