予言の力
未来を見ることができたらどんなにすてきだろうと、ときどき思うことがある。いくつか選択肢があるときはなおさらだ。偶然にも先を見る力をもつ少女のお話を読んだ。『水晶玉と伝説の剣』(ヴィクトリア・ハンリー作 多賀京子訳 徳間書店)は、アーチェルド王国のトリーナ姫と、その父王が滅ぼしたベランドラ国の王子ランドンのお話。父王がベランドラから持ち帰った水晶玉をもらってから、トリーナは未来を見ることができるようになった。でも自分に関することだけは見ることができない。周辺国との陰謀がうずまくなか、トリーナとランドンの恋のゆくえが気になり、いっきによませるファンタジー。
『ジュリー――不思議な力をもつ少女』(コーラ・テイラー作 さくまゆみこ訳 小学館)は生まれた時から、他の人には見えないものが見える不思議な力をもっていたジュリーのお話。不思議な力に戸惑うのは本人ばかりでなく、親やきょうだいもなのである。でもジュリーは、とまどい、悩みながら、自分のものとして受け入れて成長した。カナダの作品。
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