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2004.05.21

アーモンド

 カーネギー賞のショートリストが発表されたので、候補となった作家の邦訳をまとめて読んだ。今週読み終わったのは『闇の底のシルキー』と『へヴンアイズ』。昨年『肩胛骨は翼のなごり』を読んで、こんな小説もあるんだと衝撃をうけた。今回読んだ2作も期待通り、おもしろかった。それぞれ問題を抱えた子どもたちが、自分の生き方を探っていく。闇にひかれる気持ちも、生きていく喜びもわかる。そしてそのふたつをゆれうごくところがなんともいえない雰囲気で好きだ。わたしはこれらの物語の主人公たちに比べたら、のほほんと生きてきているけど、主人公たちの年代に感じていた将来への不安感は、今でも思い出せる。10代のころ読んだら、どんな感想をもっただろうか。3作のなかでは、『肩胛骨~』が一番好きだなぁ。
 2003年度カーネギー賞候補となっている、"The Fire-eaters"もすでに、スマーティーズ賞金賞、ウィットブレッド賞児童書部門、それにボストングローブ・ホーンブック賞も受賞した話題作。さて、どうなるでしょう。

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コメント

yoshiyuさん

 いらっしゃいませ~。アーモンドの描く生と死って、美化しているわけでもなく、不安な気持ちがわかりやすく描かれてますね。それでいて、不安なだけではなく、主人公たちは乗り越えて、最後は安心できるところが好きです。
 あの頃って、生と死について、すごく考える時期ですよね。
"The Fire-eaters"もきっと邦訳されますよね。そのときまで待っていよう(^^;)。

投稿: 蒼子 | 2004.05.24 22:08

 蒼子さん

 ココログのほうには、初めてコメントします。ちょっとドキドキ。
 
 いつも、楽しく拝見しているんですけど、コメントしたいなぁと思っているうちに、日々時間がたってしまって……。
でも、アーモンドときいて、だまってはいられませんでした^^;。
 蒼子さんは『肩甲骨~』がいちばんお好きなのですね。
確かに、最初にうけた衝撃はわたしもよく覚えています。
あと、自分が同年代に読んでいたら、いまよりもっと共感がもてたように思います。アーモンドの作品は、どれも生と死をテーマにしてますものね。"The Fire-eaters"は、戦争のことがかなり前面にでてきてますけど、生と死ということにはかわりないですし。
 カーネギーは、どうなるんでしょうねぇ……。

 yoshiyu

投稿: yoshiyu | 2004.05.24 16:44

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