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2004.06.10

おとなとこども

 『ピーター・パン』(角川文庫)を、恥ずかしながらはじめて読んだ。だいたいのあらすじは知っているつもりだったが、ピーター・パンは、生意気なこどもだった。思っていた以上に残酷なシーンがあってちょっとびっくりした。この歳で読んだせいか、フック船長とお父さんのダーリング氏が心に残る。おとなとこどもの違いってなんだろう。フック船長の過去や、こどもたちが去ったあとのお父さんの変わりようは、なんだかすごくひっかかる。まだうまく自分のなかで咀嚼できていなくて、いいあらわせないのだけど。

 先日読んだ『ここは魔法少年育成センター3』の言葉を引用してみる。

「ひとはみなこどもだ。おとななどというのは、こどもに着ぐるみをつけたもんにすぎん。いつでも脱げる。そのことさえ忘れなければ、どんなにおとなになっていたって、いくらでも遊べる。ガキだった頃よりも、よっぽど自由に、ディープに、徹底的に、さらに楽しくいくらでも遊べる! 還暦四周目のわしがいうのだ。信じろ」p228ページより

 おとなになってからのほうが、自由に遊べるというのは本当かもしれない。でもピーターは、生まれたとたんにおとなになることを拒否したのね。

 今年は舞台でピーター・パンが初演されて100年ということで、映画(はじめて少年がピーターを演じるというので話題に)も公開され、イギリスではいろいろなイベントも計画されているようだ。古典はやっぱり押さえておかないといけないなぁと思った。(まだ、あれやあれもちゃんと読んでいなかったりして……)

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コメント

蒼子さん
 私もトラックバックさせていただきました~。
 滋味深い話にしっとりしました。フック船長の憂いさは、たしかにアニメにはあらわれていませんね。いかんや、船長の部下たちも。船長とピーターは、某クラブでも話題になりましたが、光と影ですね。

投稿: さかな | 2004.06.24 20:35

すずめさん

 こんにちは。今度は原文を読みたいな、と思いました。パソコンにテキストが入っているから(マイクロテストでも一度出ましたよね)、気になるところは原文にあたりながら読んだので、時間がかかってしまいました。

投稿: 蒼子 | 2004.06.11 09:28

蒼子さん、こんにちは。

講談社英語文庫で、ざーっと読んだことがあるんですが、何も理解できませんでした。あらすじさえつかめなかったんです。ちゃんと辞書ひいて、もう一度読み直したいなー。いや、訳書かな。

投稿: すずめ | 2004.06.11 02:51

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» ピーター・パンとウェンディ [1day1book]
今年は、ピーター・パン誕生100年。だからというわけではないが、『ピーター・パン [続きを読む]

受信: 2004.06.24 20:31

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