« アルファベット・マカロニ | トップページ | 手紙の読者 »

2004.12.13

スペース

スペース(創元クライム・クラブ)
加納朋子著

 加納朋子の〈駒子〉シリーズ3作目。『ななつのこ』と『魔法飛行』を読んだのは1996年くらいだっただろうか。作者が「はじめに」で述べているように、順番どおりに読んだほうが、きっと感動も大きいと思う。

 「スペース」は暮れのデパートで瀬尾さんとであった駒子が、ある手紙を託す。そこに秘められた「謎」の答えは……。そして「バック・スペース」。「スペース」の裏側から描かれた物語。おみごとでした。

 「スペース」にはさまざまな意味がこめられている。、宇宙のスペース、行間、友だち、家族との距離……。〈駒子〉シリーズを読むと、自分の短大時代の感覚や考えとすごく重なる部分が多くて、最初に読んだときは、びっくりした。わたしはその後編入したので、女の子だけの学生生活は短大時代の2年間だったのだけど、わたしにとっても貴重な2年間だった。そんなことをまた思い出しながら、そして「正しい場所にいるか」という問いかけを自分にも問いながら読み終えた。このシリーズ『ななつのこ』(ひらがな)、『魔法飛行』(漢字)、『スペース』(カタカナ)ときて、次はアルファベットだけのタイトルになると、雑誌のインタビューで読んだ記憶がある。きっと完結編になるのだろう。楽しみだ~。

◆◇ ただいまの走行距離 ◇◆

・書く(訳す)           556/2000
・読む(原書)   37ページ    731/5000
・「英文和訳演習(中級篇)」    10/24

|

« アルファベット・マカロニ | トップページ | 手紙の読者 »

ミステリ」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: スペース:

« アルファベット・マカロニ | トップページ | 手紙の読者 »