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2005.02.16

You Can't Kiss It Better

You Can't Kiss It Better by Diana Hendry

 11歳のアンナは母が行方不明で里親に預けられている。今いるところは4軒め。ここでは夫を亡くしたミーガンが、里子を預かり世話をしている。他に10歳のレイモンドがいる。レイモンドはけして話そうとしない。そこへ8歳のサムも加わった。ついた日から食べどおしだ。さらに、ある晩、「緊急」で15歳のブレントがやってくる。

 フォスター・ホームを舞台に、血がつながらないものどおしの絆を描いた作品。アンナが主な語り手で、途中でミーガンの日記や、レイモンド、サムの作文が挿入される。日本ではまだなじみがないと思うのだが、『タトゥーママ』や 『ムーン・キング』にもでてきた。日本でも早晩こうした制度が必要なのかなとも思えてくる。もうあるのかもしれない。アンナ、レイモンド、サムにはそれぞれ、家庭に問題があり、里子にだされている。義父とうまくいかないレイモンド。レイモンドの母は、気になりながらも新しい夫にさからえない。両親が離婚し大好きな兄は父についてロンドンに行ってしまい、もうすぐ赤ちゃんが生まれる母が面倒をみきれず預けられたサム。ふたりはそれぞれ「話さない」、「食べる」ことで、自分の気持ちを訴えているようだ。アンナは想像力がたくましくしゃべってばかり。でも実は本当のことをソーシャルワーカーにも、ミーガンにも話せないでいた。ブレントのあつかいがちょっとさみしいけど、3人の子どもたちがそれぞれの境遇を乗り越えていくところに引き込まれた。

 ところでアンナの愛読書は”The Wind In The Willows”。ときどきこのお話の登場人物が引き合いに出される。実はまだ読んでいない。知っているともっとおもしろいのだろうなと思い、さっそく『たのしい川ベ』を図書館で借りてきた。

◆◇ ただいまの走行距離 ◇◆

・書く(訳す)           558/2000
・読む(原書)   10ページ    1590/5000
・「英文和訳演習(中級篇)」    15/24

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