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2005.12.28

よくいうよ、シャルル!

読破ページ数【10】

よくいうよ、シャルル!
ヴァンサン・キュヴェリエ作 / シャルル・デュテルトル画 / 伏見 操訳

 シャルルは、ジジくさくてきらわれ者。というか、いることすら気づいてもらえない。ところがある日シャルルは大けがをして学校へ来られなくなってしまった。家が近いぼくは、シャルルの家にノートを届けることになった。はじめは話すことなんてなかったけれど、次第にシャルルの以外な一面がわかってきて……。
 主人公はベンジャマン。『バスの女運転手』の続編だったのですね。さきに『バスの女運転手』を読めばよかった。さりげなく日常を描きながら、ベンジャマンの言葉にならない内心が伝わってきて、切なくなりました。挿絵も物語と一体となっていて、表紙から最後の1ページまで堪能できた。

 ひさしぶりに読書記録も更新。

・書く(訳す)      10枚   673/2000
・「英文和訳演習(中級篇)」    16/24

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2005.12.25

晴れた日は図書館へいこう

読破ページ数【10】

晴れた日は図書館へいこう
緑川 聖司作 / 宮嶋 康子絵

 主人公の茅野しおりは小学5年生。本が好きで、暇さえあれば図書館に行って本を読む。そんなしおりがであった、本にまつわる〈日常の謎〉を解くミステリ。

 『北村薫のミステリー館』(2005.12.09の日記参照)に入っていた「わたしの本」を含む、5つのお話が入った児童書。光原百合の『時計を忘れて森へいこう』(2004.02.27の日記参照)に似た雰囲気だが、主人公が小学5年生ということもあり、対象は小学生高学年から。子どもには、これを読んで本が好きになってくれたらうれしいな。しおりにいろいろな影響を与えるのが、図書館の司書であり、いとこでもある美弥子さん。図書館の内情もわかって、本が好きな大人が読んでも面白いと思う。

 ちょっと長いけど、とっても気に入ったので引用します。

『言葉はわたしたちの、剣であり、盾であり、食事であり、恋人である。
 言葉は時に、剣を防ぎ、盾を壊し、食事を隠し、恋人を奪う。
 あなたが言葉の海に漕ぎ出す時には、言葉は船にもなるだろう。
 あなたが言葉の空に飛び出す時には、言葉は羽にもなるだろう。
 そして、いつかあなたが新しい世界に旅立つなら、
 言葉の川を言葉の橋で渡り、
 言葉でつくられた扉を、言葉の鍵で開けるだろう。』

◆◇ ただいまの走行距離 ◇◆

・書く(訳す)      2枚   663/2000
・「英文和訳演習(中級篇)」    16/24

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2005.12.24

チビねずくんのクリスマス

読破ページ数【10】

◆◇ ただいまの走行距離 ◇◆

チビねずくんのクリスマス
ダイアナ・ヘンドリー作 / ジェーン・チャップマン絵 / くぼしま りお訳

 チビねずくんと、オオねずくんはクリスマスの準備に大忙し。あれ、でもヒイラギの赤い実がない。チビねずくんは、はりきってとりにいきました。ところが、真っ赤な実をみつけて、家に帰ろうとしたチビねずくんの前に、つぎからつぎへと恐ろしいかいぶつが……。

 だいすきなダイアナ・ヘンドリーの新刊絵本です。この「チビねずくん」シリーズは、ジェーン・チャップマンの絵も魅力的。
 ダイアナ・ヘンドリーの作品リストは、「やまねこ翻訳クラブ」にあります。
(ENTER→メニュー→資料室→作家・画家別作品リスト→H→ダイアナ・ヘンドリー邦訳・作品リスト)
 メリー・クリスマス!

・書く(訳す)      3枚   661/2000
・「英文和訳演習(中級篇)」    16/24

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2005.12.22

赤い鳥の国へ

読破ページ数【10】

赤い鳥の国へ
アストリッド・リンドグレーン作 / マリット・テルンクヴィスト絵 / 石井 登志子訳

 ずっとむかし、多くの人がまずしかったころのこと。身寄りを亡くした兄妹は、ある農家にひきとられました。それは、兄妹をかわいそうに思ったからではなく、子どもの手が役に立つから引き取ったのでした。ふたりはろくな食べ物もあたえられず、働きづくめの灰色の毎日でした。兄は冬になったら学校に行ける、そうしたら毎日は灰色ではなくなるよ、といって妹を励まします。でも学校に行ってもやはり、毎日は灰色でした。そんなある日、赤い鳥が目の前に現われ、ついていくと、そこは春の緑の草原だったのです。

 悲しいお話です。リンドグレーンというと、わたしにとっては「やかまし村」シリーズと「名探偵カッレくん」シリーズなのです。子どものころの愛読書でした。友達とバラ戦争ごっこをして、山賊ことばの練習もしたくらい大好きでした。大人になってから『はるかな国の兄弟』を読んだときは衝撃を受けました。このお話も『はるかな国~』を思い出させます。
 この作品は岩波書店の『小さいきょうだい』に収められている短編に、マリット・テルンクヴィストが新たな挿絵をつけて2004年に絵本として出版されたそうです。日本語版のために新たに描かれた絵もあるそうで、とても美しい本になっています。

◆◇ ただいまの走行距離 ◇◆

・書く(訳す)      10枚   658/2000
・「英文和訳演習(中級篇)」    16/24

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2005.12.19

おんどりの鳴き声は?

読破ページ数【20】

 Poco A Poco さんのところで、紹介されていたので、読みました。擬音語・擬態語はうまく使えば効果的ですが、これほど豊かなものだったのだと、とても勉強になりました。翻訳のときの苦労話も興味深いです。学研、あかね書房、アリス館で編集長を務めた著者ならではの、作品ができあがるまでのエピソードもおもしろい。
 なかでも興味深かったのは、『コッケモーモー!』の項です。各国のおんどりの鳴き方が『暮らしのことば擬音・擬態語辞典』から引用されています。擬声語は文化なのだなぁと思いました。『日本語擬態語辞典』もほしくなってしまった。

◆◇ ただいまの走行距離 ◇◆

・書く(訳す)      4枚   648/2000
・「英文和訳演習(中級篇)」    16/24

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2005.12.17

おくりものはナンニモナイ

読破ページ数【20】

おくりものはナンニモナイ
パトリック・マクドネル作 / 谷川 俊太郎訳

 ネコのムーチは、イヌのアールにおくりものをしたかった。でもアールは、ごはんのおさらももっているし、ベッドももっている。なんでももっているともだちに、なにをあげたらよろこばれるだろう。さて、ムーチがみつけたおくりものとは?
 おくりものをもらったアールとムーチのラストシーンに、ぐっときました。クリスマスプレゼントにもなりそう。

◆◇ ただいまの走行距離 ◇◆

・書く(訳す)      5枚   644/2000
・「英文和訳演習(中級篇)」    16/24

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2005.12.15

フェルメールの暗号

読破ページ数【25】

フェルメールの暗号
ブルー・バリエット著 / ブレット・ヘルキスト絵 / 種田 紫訳

 ちょうど1年ほどまえに読んだ本("Chasing Vermeer")の訳書。原書を読んだ印象と同じ感じで楽しく読めました。ペントミノの暗号も日本語になっていました。挿絵の暗号はそのまま残っていてよかった。

◆◇ ただいまの走行距離 ◇◆

・書く(訳す)      5枚   639/2000
・「英文和訳演習(中級篇)」    16/24

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2005.12.09

北村薫のミステリー館

読破ページ数【5】

オンライン書店ビーケーワン:北村薫のミステリー館 オンライン書店ビーケーワン:きいろとピンク

 やまねこ翻訳クラブの掲示板で紹介されていて、いそいそと読みました。『謎のギャラリー』も楽しめたので期待していたのですが、とても面白かったです。
 まずはウィリアム・スタイグの絵本。哲学的な深い内容の絵本でした。文庫は色がついていないので、絵本も読みました。いま思うとスタイグの名前をはじめてみたのは、『最長不倒距離』(都筑道夫)のなかででした。"C D B!"が紹介されていたのでした。
 岸本佐知子さんのエッセイ、「夜枕合戦/枕の中の行軍」もおもしろかったです。SさんやGさんが絶賛されていたので、読みたいと思っていたのですが、マイ図書館には置いていなくて、なかなか実現できませんでした。ほかのも絶対読もうと思いました。
「フレイザー夫人の消失」は、よく知っている話だけれど、作品として読んだのは初めて。解説にある故事来歴が興味深かいです。
「わたしの本」は図書館が舞台。底本の『晴れた日は図書館へいこう』もぜひ読みたいと思いました。図書館が舞台のミステリといえば、『法月綸太郎の冒険』『法月綸太郎の新冒険』に収録されている、図書館司書穂波が相棒のシリーズ。とても好きです。
 その他の作品も楽しめました。ごちそうさまでした!

◆◇ ただいまの走行距離 ◇◆

・書く(訳す)           634/2000
・「英文和訳演習(中級篇)」    16/24

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2005.12.04

おおきくなったらなにになる?

読破ページ数【114】

おおきくなったらなにになる?
フランソワーズさく / なかがわ ちひろやく

 大きくなったらなにになる? ひとつひとつの絵がとてもすてき。いろいろな夢がひろがりそう。


◆◇ ただいまの走行距離 ◇◆

・書く(訳す)           634/2000
・「英文和訳演習(中級篇)」    16/24

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2005.12.02

ふゆのまほうつかい

読破ページ数【150】

ふゆのまほうつかい
ジュリー・モンクスさく / 代田 亜香子やく

 もう12月。寒くなってきました。雪の絵本です。
 外は雪でまっしろ。帽子をかぶって、ゴムの長靴をはいて、さぁ、ふゆのまほうを見にいきましょう。かわいらしい絵になごみます。


◆◇ ただいまの走行距離 ◇◆

・書く(訳す)           634/2000
・「英文和訳演習(中級篇)」    16/24

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