赤い鳥の国へ
読破ページ数【10】
ずっとむかし、多くの人がまずしかったころのこと。身寄りを亡くした兄妹は、ある農家にひきとられました。それは、兄妹をかわいそうに思ったからではなく、子どもの手が役に立つから引き取ったのでした。ふたりはろくな食べ物もあたえられず、働きづくめの灰色の毎日でした。兄は冬になったら学校に行ける、そうしたら毎日は灰色ではなくなるよ、といって妹を励まします。でも学校に行ってもやはり、毎日は灰色でした。そんなある日、赤い鳥が目の前に現われ、ついていくと、そこは春の緑の草原だったのです。
悲しいお話です。リンドグレーンというと、わたしにとっては「やかまし村」シリーズと「名探偵カッレくん」シリーズなのです。子どものころの愛読書でした。友達とバラ戦争ごっこをして、山賊ことばの練習もしたくらい大好きでした。大人になってから『はるかな国の兄弟』を読んだときは衝撃を受けました。このお話も『はるかな国~』を思い出させます。
この作品は岩波書店の『小さいきょうだい』に収められている短編に、マリット・テルンクヴィストが新たな挿絵をつけて2004年に絵本として出版されたそうです。日本語版のために新たに描かれた絵もあるそうで、とても美しい本になっています。
◆◇ ただいまの走行距離 ◇◆
・書く(訳す) 10枚 658/2000
・「英文和訳演習(中級篇)」 16/24
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