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2006.01.27

おわりから始まる物語

読破ページ数【10】

おわりから始まる物語
リチャード・キッド作 / 松居 スーザン訳 / ピーター・ベイリー絵

 ジミーのお父さんは漁師だった。ずっと海のそばで育ってきたジミー。しかし、漁獲量が減ったためお父さんは漁師をやめることになり、引っ越すことになった。新しい生活にもなれてきたある日、ジミーは近所で鯉少佐と呼ばれるグレゴリー老人と知り合った。少佐の鯉の話は興味深く、ジミーも鯉に惹かれていく。ところがある晩、鯉を盗もうとしている現場を友人のビリーと目撃した。ふたりは犯人のトラックにひそかに乗り込んだ!

 とてもきもちのいいお話でした。おとうさんの失業が「おわり」。でもそれは新しい「はじまり」だったわけです。これまでの仕事がなくなっても前向きなお父さん、新しい生活でもたくましくお父さんを支えようとするおかあさん。そしてとぼけた味をだしながら、家族みんなを見守っているおばあちゃん、とジミーを支える家族がすばらしい。
 でも本筋は、ジミーと老人の世代を超えた友情。そして、最初はいじめられていたビリーと、ある事件がきっかけでわかりあうようになり、危機をともに乗り越えて親友になっていく、友情の物語です。危機におちいったふたりが、知恵をしぼって犯人を追い詰めるところは、痛快でした。
 2000年ブランフォード・ボウズ賞ショートリスト作品。

◆◇ ただいまの走行距離 ◇◆

・訳す(書く)      3枚   727/2000
・「英文和訳演習(中級篇)」    16/24

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