その歌声は天にあふれる
読破ページ数【20】
ジャミラ・ガヴィン作 / 野の 水生訳
18世紀のイギリスが舞台。行商人のオーティスは各地をまわりながら、望まれない子どもたちを引き取っていた。ロンドンにある「コーラム養育院」に連れていく「コーラム人」として知られていた。しかしオーティスは裏では恐ろしいことをしていたのだった。いやいやながら裏のいやな仕事をやらされていた息子のミーシャクは、ある日天使のような少女メリッサをかいまみて、心をうばわれてしまった。
第1部は、この時代の幼児虐待や貧困という暗い現実をつきつけられ、胸がいたむ。作者は史実にもとづいて、上流階級の人々と同じように、貧しい子どもたちが売買されたり、奴隷にされていく様子も描写する。1部から8年後の第2部では、あらたな登場人物が加わって、物語をうごかしていく。全編をつらぬいているのが音楽。少年たちの美しい歌声がひびいてくるような本だった。酒井駒子さんの挿画もすばらしかった。
参考サイト
http://www.coram.org.uk/
◆◇ ただいまの走行距離 ◇◆
・訳す(書く) 6枚 744/2000
・「英文和訳演習(中級篇)」 16/24
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