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2006.03.03

その歌声は天にあふれる

読破ページ数【20】

その歌声は天にあふれる
ジャミラ・ガヴィン作 / 野の 水生訳

 18世紀のイギリスが舞台。行商人のオーティスは各地をまわりながら、望まれない子どもたちを引き取っていた。ロンドンにある「コーラム養育院」に連れていく「コーラム人」として知られていた。しかしオーティスは裏では恐ろしいことをしていたのだった。いやいやながら裏のいやな仕事をやらされていた息子のミーシャクは、ある日天使のような少女メリッサをかいまみて、心をうばわれてしまった。

 第1部は、この時代の幼児虐待や貧困という暗い現実をつきつけられ、胸がいたむ。作者は史実にもとづいて、上流階級の人々と同じように、貧しい子どもたちが売買されたり、奴隷にされていく様子も描写する。1部から8年後の第2部では、あらたな登場人物が加わって、物語をうごかしていく。全編をつらぬいているのが音楽。少年たちの美しい歌声がひびいてくるような本だった。酒井駒子さんの挿画もすばらしかった。

参考サイト
http://www.coram.org.uk/


◆◇ ただいまの走行距離 ◇◆

・訳す(書く)       6枚  744/2000
・「英文和訳演習(中級篇)」    16/24

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