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2006.10.23

過去は消せない

読破ページ数【20】

 小学6年生の直都が、ひょんなことから手に入れたデジカメのような機械。それは過去の時間を設定するとそこから3分26秒だけ起こったことを「削除」できる装置だった。

 過去の3分26秒を消せる装置をどう使い、どう決着をつけるか、という興味で最後まで読んでしまった。起こった出来事は消せるが、消した本人には記憶が残るというところが話をややこしくしていく。
 しかし、主人公を取り巻く世界が、あまりにも現実的で読んでいてつらかった。クラスの中の派閥、異性への興味、兄のひきこもり、両親の離婚……。後半は過去に起こったある事件の真相を追う展開なのだが、これがまた陰湿な事件。少々盛り込みすぎの感じ。
 読み終わって強く思ったのは、子供の問題は大人社会の問題でもあるということ。子供の問題を解決しようと思ったら、まず大人が手本をしめさなくてはと心から思った。

◆◇ ただいまの走行距離 ◇◆

・訳す          20枚 1461/2000

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コメント

さかなさん

 そうそう、2000万ってすごいですよね。今後に期待でしょうかね。
 プロローグがいいな、と思って読み始めただけに、小学生ということで、もうすこし明るい話だったらよかったのにと思いました。

投稿: 蒼子 | 2006.10.23 18:02

2700作以上の中の頂点だから、とか2000万とかよけいな数字がちらついてしまったのですが(^^;
後半のもりこみすぎも、リアリティなくはないのだけれど、陰湿なところはつらかったですね。

投稿: さかな | 2006.10.23 17:12

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