« 意思疎通 | トップページ | 千紫万紅 »

2007.01.09

深謀遠慮

読破ページ数【20】

□読んだ本

 成長も上達も発展も、それが上り調子のときにエネルギィが供給されているのではない。それ以前の段階に、成長せず上達もせず発展もしなかった低迷期があって、そのときの努力の蓄積が原動力となっているのだ。逆に成長し上達し発達している最中に怠られる努力が、再度低迷期を招くだろう。ものごとには準備期間、潜伏期間が必要である。理由や原因は現在にはない。少しまえを探してみれば思い当たるものが見つかる。(本書183ページより引用)

 大学生の郡司と栗城は、廃墟マニア。同級生の真知花梨に招かれて、彼女の故郷に行く。そこの廃墟となった工場をみるためだった。ついてみると花梨は村を二分する古い家柄のお嬢様。そして、もう一方の家山添家と真知家に関わる「隠れ絡繰り」の話を聞く。120年後に作動すると伝えられており、今年がその120年目だというのだ。3人の大学生に、妹の高校生とその友人、総勢5人の若者が、からくりの謎に挑む!
 コカ・コーラが昨年120周年を迎えた記念に書き下ろされたそうです。昨年9月にテレビドラマにもなっていました(知らなかった、残念)。なかなかおしゃれなコラボです。ひと夏の青春ミステリーという感じでさわやかな読後感。廃墟の場面は『今はもうない』を思い出しました。あと、隠されたからくりということで『乱れからくり』も思い出しながら。あぁ、からくりみてみたいなぁ。ドラマではどんな感じだったのでしょう。
 つい読んでしまう、森作品。このさらさらした感じがときどき読みたくなります。

◆◇ ただいまの走行距離 ◇◆

・訳す          16枚 1718/2000

|

« 意思疎通 | トップページ | 千紫万紅 »

ミステリ」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 深謀遠慮:

« 意思疎通 | トップページ | 千紫万紅 »