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2007.01.19

四十不惑

読破ページ数【10】

□読んだ本

木星の月
アリス・マンロー著 / 横山 和子訳

 マンローいいです。なんかこう、もやもや思っていることがずばりと書いてある。共感できることも多い。

 たとえばこんな一節。

 わたしは、イヤリングを捜しにいく。一日じゅう、頭の中にくっきりとあるイヤリングを求めて。すかし模様の小さい銀の玉で、下になるほど小さくなった、ゆらゆらするのがほしい。古くてかすかに曇った銀がいい。それは、わたしがしっかり覚えている型。中古屋ならきっとありそうなのに。でも、みつからないのだ。似たようなのも、さっぱりみつからないから、ますますあれなしではいられないという気になってくる。(「バードン・バス」194ページより引用)

 そう、そう、これ、わたしもしたことがある。指輪を捜した。銀のすかし彫りの指輪がほしくて、頭の中には思い描けるので何軒も捜しまわったっけ。ようやくみつけて、お小遣いはたいて買ったなあとか。(でももう指が太くてはまらなくなってしまった……)

 作品ごとのつながりも感じるので、もっとマンローの作品が読みたい。現在この本は絶版なのは残念だ。
 40代後半にさしかかろうというのに、迷いだらけのわたしにとって、いやいやまだまだ人生悩まないと、といわれているような気持ちになった。歳をとるのも悪くないという気分。また10年、20年したら読みたい本。

◆◇ ただいまの走行距離 ◇◆

・訳す          10枚 1748/2000

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コメント

YUUさん

 こんにちは! やっぱりまだまだ悩みはつきないですよね。

投稿: 蒼子 | 2007.01.25 13:37

私も来年で40歳。将来のこととか、仕事のこととか、色々考えるなあ。

投稿: YUU | 2007.01.25 11:22

NONさん
 じっくりじっくり読む本ですね。

投稿: 蒼子 | 2007.01.20 07:39

わたしもきのうゲットしました。読むのが楽しみです。実は来月で不惑に足を踏み入れ……るハズ。いいタイミングの読書になりそうです。

投稿: NON | 2007.01.20 06:15

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