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2007.02.27

知勇兼備

読破ページ数【10】

□読んだ本

オンライン書店ビーケーワン:チャリオンの影 上 オンライン書店ビーケーワン:チャリオンの影 下

『チャリオンの影 上・下』ロイス・マクマスター・ビジョルド著 鍛治靖子訳

 中世スペインをモデルとした異世界を舞台としたファンタジィ。姫神、母神、御子神、父神、庶子神の五柱の神々を信仰するチャリオン。隣国は庶子神を魔とみなし、四神教を信仰していて争いが絶えない。
 主人公カザリルは、戦後の捕虜引き渡しの手違いからガレー船に奴隷として売られ、身も心もぼろぼろになってようやく解放された。なんとか故郷に戻ったカザリルは、若い頃小姓として仕えたバオシア藩妃を頼った。そこで藩妃の孫娘にして、チャリオン国姫イセーレの家令として使えることになる。穏やかな日々で身体を癒していたが、間もなくイセーレの異母兄であり、チャリオン国主でもあるオリコから知らせが届く。子供ができないオリコは、とうとう後継ぎとして、イセーレの弟をたてることを決意したのだった。弟とともにイセーレも王城に呼び寄せられ、カザリルも家令として同行することになった。その宮廷は陰謀と先代からの呪いが渦巻く危険な場所だった。
 神々に翻弄されながら、へろへろのカザリルが活躍します。しかしなんといってもお姫さまであるイセーレとその侍女ベトリスがかわいくて、かっこいい。一を見て十を知るようなイセーレは、カザリルからどんどん駆け引きの方法を学んでいってしまう。
 五神教と四神教の対立という構図や、細部まで考えこまれた設定もなかなか興味深いです。
 2002年ミソピーイク賞受賞作品。

◆◇ ただいまの走行距離 ◇◆

・訳す          15枚 1931/2000

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2007.02.23

開口一番

読破ページ数【10】

□読んでいる本

 早川書房から刊行された作品を100篇のガイドブック。書き出しが訳文と原文あわせて掲載されているので、とても勉強になる。懐かしい作品もあるし、さっそく読みたくなる作品もあるし、またまた未読の山が高くなりそう。それぞれの作品に思い入れのあるかたが、興味深い話を披露してくれていて楽しい。見開き2ページに1作品なので、合間の時間にぽつりぽつりと読んでいる。

◆◇ ただいまの走行距離 ◇◆

・訳す          15枚 1916/2000

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2007.02.20

胡蝶之夢

読破ページ数【10】

□読んだ本

この庭に
梨木 香歩文 / 須藤 由希子絵

 『春の魔法のおすそわけ』の主人公はしょうもないけど、気持ちはよくわかる。「おすそわけ」というところがいい。おすそわけもらって、さあがんばるぞ! と思いましたよ。巻末に著作リストがついていて、「チョーモンイン」シリーズまだ全部読んでいないことを思い出した。
 『この庭に』は、『りかさん(文庫版)』『からくりからくさ』に連なる物語。しんとした雪のけしきにひたる。絵と文章が一体となっていてひとつの世界ができていると思った。

◆◇ ただいまの走行距離 ◇◆

・訳す          15枚 1901/2000

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2007.02.16

電光石化

読破ページ数【10】

□注文した本

物しか書けなかった物書き
ロバート・トゥーイ著 / 法月 綸太郎編 / 小鷹 信光〔ほか〕訳

 昨日配信のメールマガジン「海外ミステリ通信」で読んで、即注文しました。昨日のうちに出荷完了のメールがきたので、明日には届くでしょう。とっても楽しみ。このへんの本屋さんで探しているよりずっと早いなぁ。
 メルマガのインタビューがとても読みごたえありました。江戸川乱歩編『世界短編傑作集1~5』やクイーン編『ミニ・ミステリ傑作選』は、わたしも高校時代何度も読んでいたので懐かしかった。ニール・ゲイマンの「エメラルド色の習作」が『法月綸太郎の本格ミステリ・アンソロジー』にいれられなかったというお話は、すごく残念。原文は教えていただいて読んだのだけど、よくわからなかった。「SFマガジン」の2005年5月号に掲載されていると知ったのが去年で、バックナンバーどこかにないかなと思っていたのでした。

 春一番がふいたと思ったら、もう花粉でしょうか。昨日から目と鼻がひさんなことに……。苦しい。

◆◇ ただいまの走行距離 ◇◆

・訳す          18枚 1886/2000

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2007.02.13

感慨無量

読破ページ数【10】

□読んだ本

母からの伝言
エスター・ニセンタール・クリニッツ作 / バニース・スタインハート作 / 片岡 しのぶ訳

 ポーランドでホロコーストを生き抜いた母が、刺繍画に込めた想いを、娘が絵本に。その一刺し一刺しを思うと声がでません。

◆◇ ただいまの走行距離 ◇◆

・訳す          25枚 1868/2000

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2007.02.09

興味津々

読破ページ数【10】

□読んだ本

 山口雅也さんの本は、読み終わると「ああ、こういうのを読みたかったんだ」と思わせてくれる。『ミステリーズ』、『生ける屍の死』がそうだったし、「キッド・ピストルズ」シリーズや、「垂里冴子」シリーズも好き。で、本書も期待を裏切られなかった。

 夏休みの自由研究に「東京駅」を選んだ、小学校6年生の陽太。ちょっとかわった叔父さんと、ステーション・ホテルに泊まって資料を集めることになった。改築計画が進んでいる東京駅の、いまは使われていないという通路に、最後の冒険とばかりい忍び込んだふたりは死体を発見してしまった! おまけにその晩、叔父さんまでが行方不明に。陽太は級友の留美花とともに、謎を解こうとするが……。

 最初の東京駅の薀蓄から、もう頬をゆるめっぱなしで読んでしまった。東京駅は通勤で利用していたので、いろいろと懐かしい描写もあった。まあ、トリック(!)についてはいろいろな意見があるでしょうが、楽しめた。
 なんといっても、これは作者があとがきで述べているように、両親ではない身近な大人の「おじさん」が教える、ちょっと面白い話なんだと思う。わたしが子供のころこの本を読んでいたら、さっそくでてきた話を読んだことだろう(だから、「ああ、こういうのを読みたかった」なのだ)。

 でてくるタイトルは、

『ロビンソン・クルーソー』デフォー
『吸血鬼ドラキュラ』ブラム・ストーカー
『ブラウン神父の童心』『ブラウン神父の不信』チェスタトン
『怪人二十面相』江戸川乱歩
シャーロック・ホームズ
エラリー・クイーン
ディクスン・カー

 という具合。このそろそろ子供向けは飽きたなと、わくわくしながら大人向けの本を読む時期は、本当に短い間のように思える。わたしは小学校6年生のときに読んだドイルの『緋色の研究』が最初だった。いま思えば、それほど隠す必要はないと思うのだけど、こっそりふとんの中で読むという、あのどきどきする感じは、もう2度と味わえないだろうなあと思う。ラストの幻想的なシーンも心に残る。

 いまは改装中の東京ステーション・ホテルにいつか泊まってみたいな。

◆◇ ただいまの走行距離 ◇◆

・訳す          20枚 1843/2000

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2007.02.06

温故知新

読破ページ数【10】

□読んだ本

プークが丘の妖精パック
キプリング著 / 金原 瑞人訳 / 三辺 律子訳

 ダンとユーナの兄妹は、『真夏の夜の夢』の練習をしていて、妖精パックを呼び出してしまいました。パックはふたりに歴史上の人物を呼び出して、自分たちの身に起きたことを語らせていきます。

 おもしろかった~。というか、わたしが歴史を知らなさすぎということがよくわかりました。原書は100年前の1906年の出版。原書はアマゾンで検索すると去年も※ペーパーバックが出ているようなので、いまも読みつがれているのでしょう。鍛冶神ウィーランドによって鍛えられた剣の話、ノルマンディー公ウィリアムがイングランド王になった頃の話、ハドリアヌスの城壁で防護につく青年たちの話などなど。とっても参考になりました。スーザン・プライスの『エルフギフト』は、怖くて読み直せないと思っていたけど、これを読んだら、もう一度読みたくなりました。また違う印象になりそう。

※去年ではなくて2005年でした。おととしです。

◆◇ ただいまの走行距離 ◇◆

・訳す          20枚 1823/2000

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2007.02.02

前途遼遠

読破ページ数【10】

 最近気がついたこと。

Rue

 rueの日本名はヘンルーダだったのですね。漢名は芸香。別名、ハーブ・オブ・グレイス。
「クリスタル☆ドラゴン」にでてくるヘンルーダはここから取ったのかしら。ハーブについてもいろいろ勉強しなきゃなあと思う。

 昨日からパソコンが妙な動きをする。突然マウスがきかなくなった。もともとタッチパッドが反応しなくなって、マウスにしたのだから、マウスも反応しないと何もできない。ショートカットキーで終了して、立ち上げなおしたら直ったのでほっとしたけど、今日も突然フリーズして、強制終了もできず、電源ボタン長押ししても反応しなくて、終了もできなくなって、コンセント抜いて自然に落ちるまでほうっておいた。(気がつくともうお昼で、午前中はほとんど仕事が進まず)
 そろそろ寿命かしら。バックアップはこまめに取ることにする。

◆◇ ただいまの走行距離 ◇◆

・訳す          15枚 1803/2000

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