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2007.08.28

輾転反側

読破ページ数【29】

 グレアム・ジョイスのヤングアダルト向け作品、 "TWOC" と "Do the Creepy Thing" がおもしろかったので、一般向けの『鎮魂歌』を読んだ。

 妻を亡くしたトムは、教師をやめて、女友達のいるエルサレムへと旅立った。そこは亡き妻ケイティーがかねがね行きたがっていたところだった。トムはそこでも自分にまとわりつく幻想にまどわされていく。

 現実と幻想が錯綜していくところはホラーのよう。いろいろ詰まっていて、後半からぐいぐい読まされたのだけど、ちょっと最後が物足りない。"Do the Creepy Thing" のほうがおもしろかったなぁ。
 キリスト教、イスラム教、ユダヤ教の聖地であるエルサレムの描写は、勉強になった。

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2007.08.25

気になる新刊

読破ページ数【20】

『ラークライト―伝説の宇宙海賊』
 フィリップ・リーヴの新シリーズ。

『炎の星』 「龍のすむ家」シリーズ3巻。

『ヴォイス (西のはての年代記)』

 シリーズ2巻。

『収穫祭』

『ぐるぐる猿と歌う鳥 (ミステリーランド)』

 いつになったら読めるかな~

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2007.08.22

真帆片帆

読破ページ数【10】

 

 16歳のアートは、寄宿制のお嬢様学校で階段を踏み外し、頭を打ったことから、昔の記憶を取り戻した。自分はパイレーティカと呼ばれた女海賊モリーの娘だと。父親は否定するが、アートは寄宿学校を抜け出して、母の昔の部下たちを探しにでかける。部下たちとの再会をはたすが、どうも話が食い違っていて……。

 タニス・リーの海賊物、と思って読んだのですが、パラレルワールドでロンドンがルンドン、アメリカがアマーリアと地名も微妙にちがい、時代も19世紀末らしいのですが現実とはちょっとずれています。各章も「第○幕第○場」となっています。もうひとつ理由があって、お芝居をみているよう。アートが船を奪い、宝物の地図がでてきて、母のライバルだった海賊の娘も登場して、だんだんと「パイレーティカ」になっていくところはおもしろかったです。嵐のなかの船の場面が印象的でした。

 ところで、これはライトノベルの新レーベル小学館のルルル文庫からの刊行です。

小学館ルルル文庫公式サイト

 海外翻訳小説の今後のラインナップも気になります。10月刊行予定になっている ナンシー・スプリンガーの "An Enola Holmes Mystery" は、

 これかしら。2007年MWA賞(エドガー賞)児童図書賞候補作です。

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2007.08.16

俗談平和

読破ページ数【10】

 ある日突然やってきて、いついてしまった犬、「ミスター」。とぼけた味わいの『ぼくは きみの ミスター』の続編。わたしが結婚して奥さんのネコとの同居がはじまる。ミスターに聞かせるお話もあじわい深いです。

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2007.08.11

誠心誠意

読破ページ数【10】

 ランプの精 リトル・ジーニーの6巻。本国に先駆けて日本での刊行です。10巻まで続くそうです。
 ジーニーの砂時計がこわれてしまって、アリとジーニーは、ランプの中にはいってジーニー・スクールにいくことに。いったいどんなところでしょう。
 子供の頃にもどったように、読んでいてわくわくするお話でした。

 リトル・ジーニー公式サイト

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2007.08.06

気宇壮大

読破ページ数【20】

 水路が縦横に走る水の都カモール。この都の秩序は、表の政治を司るニコヴァンテ公爵と裏社会を取り仕切る頭領カパ・バルサディの秘密協定により保たれていた。ロックはカパが統べる盗賊団のひとつ「悪党紳士団」のガリスタ(頭)だった。メンバーは一卵性双生児のカーロとガルド、頼りになるジャン、見習いのバグ。この5人、実は秘密協定を破って貴族から金を巻き上げる、詐欺集団だった。

 何か月もの仕掛けを終えて、いよいよゲーム開始と、ある貴族に近づいたロックたち。しかし、カパ配下のガリスタたちを殺してまわる「灰色王」と名乗る謎の人物の魔の手もロックたちに伸びていた。

 ワーナー・ブラザーズがすでに映画化権を取得しているそうです。カモールの象徴は硝子でできた五つの塔。この塔は映像で見てみたい気もしますが、かなり陰惨な場面もありどんな映画になるのでしょう。
 現在の事件の進行の合間に、ロックたちの子供時代が描かれるという構成で、はじめはなかなか乗り切れなかったけど、だんだんおもしろくなてきました。7作シリーズの1巻ということで、今後がとっても気になる人物がいます。2巻"Red Seas Under Red Skies (Gollancz)"も出版されたところ。訳者あとがきによると海賊物だそうです。

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2007.08.01

7月に読んだ本

読破ページ数【10】

★絵本

オークとなかまたち リチャード・メイビー文 クレア・ロバーツ絵 野の水生訳 講談社(2007.05)
おもいではチョコレートのにおい バーバラ・マクガイア作・絵 杉本詠美訳 アールアイシー出版(2007.06)
ローバー マイケル・ローゼン文 ニール・レイトン絵 しみずなおこ訳 評論社(2007.07)
ミミちゃんのねんねタオル アンバー・スチュアート文 レイン・マーロウ絵 ささやまゆうこ訳 徳間書店(2007.07)
ザガズー―じんせいってびっくりつづき クェンティン・ブレイク作 谷川俊太郎訳 好学社(2002.11)
わたしのママは まほうつかい せかいいちのママがいるひと みんなに カール・ノラック文 イングリッド・ゴドン絵 いずみちほこ訳 セーラー出版(2007.07)
ディック・ウィッティントンとねこ マーシャ・ブラウン作 松岡享子訳 アリス館(2007.06)
ハンダのめんどりさがし アイリーン・ブラウン作 福本友美子訳 光村教育図書(2007.04)
グリーンピースのあかちゃん カレン・ベイカーぶん サム・ウィリアムズえ いしづちひろ訳 主婦の友社(2007.06)
トラさん、トラさん、木のうえに! アヌシュカ・ラヴィシャンカールぶん プラク・ビスワスえ うちやま まりこやく 評論社(2007.06)
海がやってきた アルビン・トレッセルト文 ロジャー・デュボアザン絵 やましたはるお訳 BL出版(2007.07)


★読み物

ブルーバック ティム・ウィントン作 小竹由美子訳 さ・え・ら書房(2007.07)
ハイラム・ホリデーの大冒険(上・下) ポール・ギャリコ作 東江一紀訳 ブッキング(2007.06)
Shining On シャイニング・オン マロリー・ブラックマン、メルヴィン・バージェス、メグ・キャボット、アン・ファインほか作 尾高薫、小原亜美、代田亜香仔、田中亜希子ほか訳 理論社(2007.06)
図書館危機 有川浩著 メディアワークス(2007.03)
真珠のドレスとちいさなココ ドルフ・フェルルーン作 中村智子訳 主婦の友社(2007.07)
ルビアンの秘密 鯨統一郎作 理論社(2007.06) 7.10
ゴーストなんかこわくない ロン・グーラート作 浅倉久志訳 扶桑社(2006.02)
ポータブル・ゴースト マーガレット・マーヒー作 幾島幸子訳 岩波書店(2007.06)
チャーリー・ボーンの冒険4 海にきらめく鏡の城 ジェニー・ニモ作 田中薫子訳 徳間書店(2007.05)
パイレーティカ 女海賊アートの冒険 上 タニス・リー作 築地誠子訳 小学館ルルル文庫(2007.05)
大学受験のための小説講義 石原千秋著 ちくま新書(2002.10)
ありがとう、さようなら 瀬尾まいこ著 メディアファクトリー(2007.07)

 最近恐ろしいほど読んだ本の内容を忘れてしまう。なるべくここにもメモするようにしているのだけど、夏休みはなんだかばたばたしていて、メモできない本も。せめてよかった本を覚えていられるように、月間記録はよかった順にならべてみた。

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