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2008.03.31

居場所をさがして

読破ページ数【30】

ミミズクと夜の王 紅玉いづき作 メディアワークス 電撃文庫(2007.02)

 ミミズクと名乗る少女が、魔物がいるという森にはいってきた。ひたいには焼き印がおされ、両方の手足は鎖でしばられている。魔物に自分を食べてもらおうとやってきたのだった。

 最初は読めるかな~と思ったけど、物語が動きはじめてからぐいぐい引き込まれてしまった。おとぎ話のような物語だった。久しぶりによけいなこと考えないで、お話にどっぷりとはまって読めて、おもしろかった。

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2008.03.23

自分と向きあう

読破ページ数【30】

魔使いの秘密 ジョゼフ・ディレイニー作 金原瑞人・田中亜希子訳 東京創元社(2008.02)

「だれだって自分が本当は何者なのか思い出すのは、危険で気持ちを動揺させることだ。」(67ページより引用)

 魔使いに弟子入りした、七番目の息子の七番目の息子のトムの冒険を描くシリーズ3作目。
 冬の家に移ることになったトムと魔使い。アリスとは一緒に住めないし、その冬の家のあるアングルザーク高原は予想以上に荒涼とした土地だった。地下には魔女やボガートなどを封じ込めた穴もある。そして、魔使いのもと弟子モーガンも、不穏な動きをはじめた。
 そんなとき、ボガート退治で魔使いは大怪我をしてしまう。トムはひとりで難局を乗り切れるか!

 タイトルのとおり、これまでのいろいろな謎があきらかになってきた。トムにとってはこれまでで一番つらい試練になったかもしれない。自分が何者なのか、しっかり向きあい、本当にゆるがないトムの心が頼もしい。魔使いの過去も切ないものでした。ネタバレになりそうなので、このくらいで。
 魔使いの弟子になってそろそろ一年。トムはどんどん成長していく。アリスとの関係もどうなっていくのか。4巻に続くので、まだまだ続きが楽しみ。

◆「魔使い」シリーズ感想
魔使いの呪い

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2008.03.19

生きること

読破ページ数【110】

マイカのこうのとり ベンノー・プルードラ作 上田真而子訳 いせひでこ絵 岩波書店(2008.02)

 マイカの家の庭にやってきたこうのとりが卵を産みました。孵った雛は3羽。だけど1羽だけ茶色と灰色をしていて、とうとう巣からおいだされてしまいます。そして不思議なことにマイカになついてしまうのですが……。
 いせひでこさんの挿絵も美しくて、ほーっとため息がもれるお話でした。時間におわれて、余裕がなくなっている心を解きほぐしてくれるような。
 1992年ドイツ児童文学賞受賞作。

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2008.03.16

携帯電話

読破ページ数【150】

『犯罪ホロスコープ 1 六人の女王の問題』法月綸太郎著 光文社(2008.01)

 タイトルをみて、クイーンの『犯罪カレンダー』?と思い、読み始めてクリスティの『ヘラクレスの冒険』?と思ったら、やっぱりあとがきに説明されていました。ギリシャ神話をモチーフにしたミステリ。1なので、牡羊座から乙女座まで。2004年から2007年にかけて雑誌で発表されたもの。「いま」ふうのケータイやブログ、炎上やミクシィまででてきた。10年後に読んだら、「これなんだっけ」って思うものがでてくるのかなぁ。
 言葉遊びがたっぷりで、なかなかおもしろかったです。表題作「六人の女王の問題」(牡牛座)がおもしろかった。
 あと、なぜ携帯電話からかけずに固定電話からかけたか、と逆のなぜ携帯にかけずに固定電話にかけたか、というのがなるほどと思った。わたしは携帯はもっているものの、世間とは違う使い方をしているんだなぁって思った。

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2008.03.08

2月に読んだ本

読破ページ数【150】

 2月はあっという間にすぎてしまいました(>_<)。

 ※書名をクリックするとbk1に飛びます。

★絵本

オーガスタスのたび キャサリン・レイナー作・絵 すぎもとえみ訳 アールアイシー出版(2007.11)
しにがみと木の実 エリック・マッダーン再話 ポール・ヘス絵 しみずようこ訳  アールアイシー出版(2007.11)
まあ、なんてこと! デイビッド・スモール作 藤本朝巳訳 平凡社(2008.01)
せかいでいちばんあたまのいいいぬ ピートがっこうへいく マイラ・カルマン作 やのあきこ+さかもとみう訳 リトル・ドッグ・プレス(2007.10)
 『しょうぼうていハーヴィ ニューヨークをまもる』のマイラ・カルマンの作品。楽しかった。
ながい よるの おつきさま シンシア・ライラント文 マーク・シーゲル絵 渡辺葉訳 講談社(2006.01)
ちきゅうのなかまたち オオカミのエリック ビッキー・イーガン文 ダニエラ・デ・ルカ絵 秋篠宮紀子構成・訳 新樹社(2007.10)


★読み物

図書館革命 有川浩著 メディアワークス(2007.10)→感想
掠奪都市の黄金 フィリップ・リーヴ作 安野玲訳 東京創元社(2007.12)
 『移動都市』(感想はこちら)の続編。前作から2年後の話。今度もスピーディな展開。いろんなネタもたっぷり。続きが楽しみ。
風信子(ヒアシンス)の家 神代教授の日常と謎 篠田真由美作 東京創元社(2007.04)
 桜井京介シリーズからのスピン・オフ。蒼がかわいいよ~(^^)。

リリー・モラハンのうそ パトリシア・ライリー・ギフ作 もりうちすみこ訳 吉川聡子画 さ・え・ら書房(2008.02)
 1998年ニューベリー賞オナーブック、1997年ボストングローブ・ホーンブック賞オナーブック。ついつい「うそ」をついてしまう、少女リリー。戦時下で、父もとうとう戦争へ。ハンガリーから逃げてきた少年と知り合い、希望をこめてついたうそが、思わぬ方向へ……。

青年のための読書クラブ 桜庭一樹作 新潮社(2007.06)
 山手のお嬢様学校聖マリアナ学園の100年間を、読書クラブのメンバーが綴った裏の歴史。
GOSICKS II ――ゴシックエス・夏から遠ざかる列車―― 桜庭一樹作 富士見書房(2006.05)
しずるさんと偏屈な死者たち 上遠野浩平作 富士見書房(2003.06)
しずるさんと底無し密室たち 上遠野浩平作 富士見書房(2004.12)

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