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2008.04.14

高いところからながめると

読破ページ数【60】

つぐみ通りのトーベ ビルイット・ロン作 佐伯愛子訳 徳間書店(2008.03)

 トーベは小学2年生の女の子。最近学校にいくのがちょっと憂鬱です。いちばん仲良しのエンマが別の子と仲良くしはじめたからです。エンマの誕生会で、また仲良くできたらなと思いながら、プレゼントを選びました。
 エンマの誕生会にはクラスじゅうの女の子が呼ばれています。トーベはお父さんの車で送ってもらいました。着いてみるとみんなふわふわしたきれいなワンピースを着ています。デニムのスカートできてしまったトーベは、はずかしくなりました。プレゼントもあまり喜んでもらえません。そして、ある失敗をしてしまい、いたたまれなくなったトーベは黙ってエンマの家を飛び出してきてしまいました。
 バスで帰ればいいと思ってちょうどきたバスに乗ったものの、どうやら違う方向のバスだったようです。ちっとも見覚えのある風景になりません。怖くなったトーベはバスを降りました。やっぱりどこだかわかりません。そこで大きな木に登って、家をさがしてみようと思い、白樺の木に登りはじめましたが……。

 友だちとも興味のあるところがちがってきたり、男の子のことが気になりはじめたりする時期です。そして、これはスウェーデンのお話。日本とは違う習慣もあるけれど、トーベの悩みや考え方は日本の子供たちも共感しやすいと思います。行動範囲や友だちの範囲もひろがるなかで、トーベがちょっぴり成長していくようすがみずみずしいです。

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