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2008.10.11

神々の黄昏

読破ページ数【20】

『ぼくとルークの一週間と一日』 ダイアナ・ウィン・ジョーンズ作 大友香奈子訳 東京創元社(2008.08)

 両親をなくしたデイヴィッドは、寄宿学校にはいっている。しかし休暇になると大おじ一家のところに帰らなければならない。いつもはサマーキャンプやホリディキャンプの手配をしてくれて、それなりに楽しめた。ところが今回は休暇にはいる日付を大おじの息子のロナルドがまちがえていたせいで、何の手配もされていなかった。大おじ夫婦とロナルド夫婦に家政婦のミセス・サークスから小言をいわれつづけてすごす休暇なんていやだ。大おじたちは何かというと、デイヴィッドは面倒をみてもらえることに感謝しなければいけないという。ある日とうとうぶちきれたデイヴィッドは、大おじ一家を呪おうと、適当な呪文を唱えた。すると地面がゆれてルークと名のる男があらわれた。それから不思議なことがおこりだす。ルークって、いったい何者だろう?

 ジョーンズ初期の作品で、これまで翻訳されなかったのは北欧神話とクリケットが重要な要素で日本に馴染みがないからだったのでしょうか。とくに北欧神話を知らないと、クライマックスは意味がよくわからないかも。わたしの知識では一読しただけでは何か意味があるのはわかるけど、それがピンとこなくて欲求不満に(^^;)。ジョーンズの最後にぱたぱたとすべてがまわりだすところが堪能しきれなかった。
 それにしても北欧神話をモチーフにしながら、スーザン・プライスとはまったくちがいます。
 初期の作品だからか、すこし消化不良の感じもします。"The Game" ではギリシア神話をモチーフにしていて、やっかいな親類というところも似ていますが、こちらのほうがうまく咀嚼されているかなぁと思いました。

◆ダイアナ・ウィン・ジョーンズ読了本一覧(感想)

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