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2008.10.07

はじめての……

読破ページ数【20】

『キャンプで、おおあわて』 ジェニファー・リチャード・ジェイコブソン作 武富博子訳 講談社(2008.09)

 『バレエなんて、きらい』の仲良し3人組の続編。

 小学3年生のウィニーは、仲良しのヴァネッサとゾーイといっしょに、はじめてサマーキャンプに参加することになった。わくわくするけど、はじめて会う子たちともうまくやれるかが少し不安。そしてテントの割り振りはヴァネッサとゾーイはいっしょなのに、ウィニーだけべつになってしまった。それでも同じテントのロキシーはとても楽しい子で、前キャンプにも参加したことがあって、いろいろと教えてくれる。いつもと違う経験に夢中になっているうちに、ウィニーはロキシーにあるうそをついてしまう。ほんとうのことがいえずに、どんどんとうそをつくはめになり、ヴァネッサとゾーイともなんだかおかしな具合になってしまって……。

「はじめてのキャンプ」って、とってもいろんな感情がわきあがります。わたしの場合は、自分が「はじめて」参加したキャンプの思い出(やっぱり知らない子ばかりのキャンプですごく不安だった)、娘が「はじめて」キャンプに行ったときの不安(こちらもいきなり知らない子ばかりのキャンプで不安な思いをしたなぁ)、そして「はじめて」運営を少し手伝ったキャンプ(はじめて会うお子さんのお世話をするのに緊張しました)。日常とはちがう空間で、いつもとちがう時間の流れのなかで過ごすと、知らなかった自分が見えてきます。ウィニーがついたうそも、それを何とかしようと3人で頭をつかうことも、すべて少女たちが成長していくために必要なことだったんだなと思います。少女たちが成長できたのもまわりの大人のフォローがあってこそ。あたたかい気持ちになれました。ウィニーが一歩一歩確実に成長していくのが楽しみです。

◆ジェニファー・リチャード・ジェイコブソン読了本感想
バレエなんて、きらい

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