« 10月に読んだ本 | トップページ | 畏れ »

2008.11.05

希望の星

読破ページ数【20】

『スタークロス』 フィリップ・リーヴ作 松山美保訳 理論社(2008.09)

★『ラークライト』の続編です。前作のネタバレをふくみますのでご了承ください★

◆フィリップ・リーヴ読了本感想
ラークライト
移動都市


 19世紀、錬金術で宇宙航行が可能になった世界を舞台にしたシリーズ2作目。
 月の近くに浮かぶ〈ラークライト〉に住むアーサーたちはうんざりしていた。改装中で騒音やらほこりでもうがまんできない。姉のマートルは海賊ジャックに手紙を送っても返事がこなくて落ち込んでいる。そんなとき小惑星の〈スタークロス〉のホテルから招待状が届いた。火星と木星のあいだの小惑星帯初のリゾートホテルというふれこみだ。父さんはロンドンでの仕事をすませてから合流することにして、母さんとアーサー、マートルの3人でスタークロスにむかった。
 しかし、着いたときは荒野だったのに、朝になると美しい海になっていた。ホテルはりっぱで召使いロボットもみんな申し分ないけど、なんだかおかしなところがある。おまけにジャックが偽名で滞在していて、きれいな令嬢に気があるようすをみてマートルはますます落ち込んでしまう。ホテルで不可解なことがつぎつぎ起こって、アーサーたちはまたまた冒険にまきこれていった。

 パラレルの19世紀とはいえ、実際の歴史と微妙にかさなっているところがこの作者の魅力だろう(「移動都市」シリーズもそう。歴史復習しなくちゃって思う)。前作の登場人物にくわえて、また個性的な人物に生物がでてきて楽しい物語になっている。
 大英帝国が繁栄している世界なので、英国ばんざいの世界です(^^)。こういう楽観主義がないとタイムトラベル物は読めないような気がするけど、やっぱりどんなときでも「希望」をもつことは大切だなと思った。

 最終作"Mothstorm (Larklight)"は先月発売されました。

|

« 10月に読んだ本 | トップページ | 畏れ »

SF」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 希望の星:

« 10月に読んだ本 | トップページ | 畏れ »