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2010.07.14

テディベアの価値は

『ぼくんちのテディベア騒動』 クリス・ダレーシー作 渡邉了介訳 徳間書店(2010.05)

★2004年度カーネギー賞ロングリスト作品

 ジョエルはチャリティーショップで一目ぼれしてしまったテディベアが捨てられると知り、ゴミ箱からもちかえった。ついていたラベルからホレースと名づけて、スケッチのモデルにしていた。ひょんなことから学校のイベントにやってきた鑑定士にそのテディベアを見せると、思いがけない価値があることがわかった。

 そして家ではお父さんの仕事がうまくいかず、家も手放さなければならないかもしれなくなり、姉は階段から落ちて足をおってしまい、家じゅうが不安に覆われてぎくしゃくしだす。そんな中、ホレースの本当に値打ちを知ろうと、ジョエルはテディベアに詳しいという老人をたずねることにする。

 ぼろぼろのテディベアの謎を中心に、ジョエルの初恋や、お父さんの失業、姉と妹との絆などがからんで、盛りだくさんだけれども、きれいにまとまっています。親友のケニーはお調子ものだけど、がんばりやさんで好感がもてました。

 いろいろな物語もでてくるので、そちらもぜひ読んでもらいたいです。古典の『たのしい川べ』や「パディンントン」シリーズはもちろん、お姉さんが着ているTシャツの『スターガール』もお勧め。続編の『ラブ、スター★ガール』もあります。スパイの代名詞、アレックス・ライダーも日本で紹介されています。

アレックス・ライダーシリーズ感想

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